バッティング時にタイミングが合わない原因と4つの改善方法

バッティングをしているとき、自分が思い描いているタイミングに微妙なズレがでると、なかなかいい打球が飛ばなかったり野手の正面にボールがいってしまいますよね。

タイミングが合わない原因はいくつもありますが、原因を取り除くことができれば、しっかりタイミングが合わせられるようになります。

この記事では、

  • バッティング時にタイミングが合わない原因
  • バッティング時のタイミングの取り方を改善する4つの方法

などを解説します。

 

バッティング時にタイミングが合わない原因

僕はパーソナルトレーナー歴10年で、これまでいろんな野球選手の指導に関わってきました。

そんな選手を見ていると、バッティング時にタイミングが合わないのは以下のような原因が考えられました。

一生懸命ボールを見すぎ

これは本当によくあるケースですが、マシンや投手がボールをリリースする瞬間から、ボールを“一生懸命”見ようとしすぎていることが問題になっていることがあります。

ボールを意識的に見ようとすると、身体の筋肉がグッと力んでしまうんですね。これは、以下の2つの動作を比べてもらうとよくわかると思います。

  • 目を見開いて、1点をみながら頭を左右に速く動かす
  • ボーっと正面を見たまま、頭を左右に速く動かす

おそらく前者の方が頭を動かしづらく、首周りが力んでいることがわかるはずです。

今の例では首の力みだけでしたが、一生懸命ボールを見てしまうと全身の筋肉が力み、バッティング動作の始動が若干遅れます。

そうするとタイミングがズレてしまい、自分が思っているポイントと合わないということが起こります。

目が慣れていない

別の目の問題としては、ハンドーアイがあると思います。ハンドーアイとは、いわゆる動体視力のことですね。

例えば、自分の中では120km/hの球速が丁度いいぐらいに打てる感覚があるけど、周りが130km/で打っているから130km/hで打ってみる。

だけど、目が慣れていないためにタイミングが上手くとれないということが起こります。これは後程詳しく解説しますが、

タイミングを合わせるためには、動体視力を考慮して、徐々に球速を上げていくことが重要

になります。

いきなり球速を上げ過ぎると、タイミングが全く合わず全体のバランスを崩してしまう可能性もあります。このような動体視力の問題も考えられます。

足元の環境が悪い

“足元の環境”というのは、いろんな意味合いがあります。

  • 軸足に体重を乗せたとき、うまく立てていない
  • 体重を乗せる足の位置がまずい
  • 地面がボコボコで安定して立てない
  • 足元に意識を向けすぎて、足首が緊張している

これらすべてに共通することは、

軸足に体重を乗せたとき、足裏全体で安定して立てていない

ということです。軸足に体重を乗せたときにバランスよく立てていないと、自分の思ったタイミングでインパクトを迎えられず、手打ち状態になります。

特にタイミングが遅いと感じる選手は、足元がグラつき不安定になっていることが多いですね。

こういった足元の環境の悪さも、タイミングがうまくとれないことに関係しています。

タイミングの取り方を練習していない

野球選手の中には、器用にいろんな球種に対してタイミングを合わせられる選手もいます。

ただ、うまくタイミングが合わせられない選手の場合、タイミングの取り方を練習しておく必要があります。

別の言い方をすれば、

いろんなタイミングの取り方を身体に経験させておく

ことが重要になります。

1・2のタイミングだけでスイングをしていれば、それ以外のタイミングが来たときにどうしてもうまく合わせられません。

いろんなパターンのタイミングの取り方を経験していない場合は、ある意味タイミングが合わないのは自然なことかもしれません。これは練習すれば改善が可能です。

マシンと相性が悪い

これは僕がトレーナーとして学んでいく中で先生から教わったことですが、野球選手の中に、

マシンでバッティングをしたとき、マシンに対してタイミングを合わせるのが苦手な選手がいる

ということです。

実際現場で選手を見ていると、投手ではタイミングに問題がないのに、マシンでバッティングをすると全く合わない選手もいました。

マシンとの相性が悪い選手の場合、できるだけ手投げでバッティングをすることです。こういったマシンとの相性もあるので、これはぜひ覚えておいてほしいなと思います。

このように、

  • 一生懸命ボールを見すぎ
  • 目が慣れていない
  • 足元の環境が悪い
  • タイミングの取り方を練習していない
  • マシンと相性が悪い

など、さまざまな原因でバッティング時にタイミングが合わなくなっています。

本来であれば、原因によって改善方法は変わってきますが、以下の4つのことをすればうまくタイミングを合わせられるようになるはずです。

 

バッティング時のタイミングの取り方を改善する方法①:足元の環境を整える

まず行ってほしいことは、足元の環境を整えることです。

この足元の環境や体重支持ポイントなどの考え方は、以下の記事でまとめているので、こちらをご覧ください。

 

バッティング時のタイミングの取り方を改善する方法②:ハンド-アイ

次は、目の問題について改善していきます。

適当に見る

バッターバックスから投手などを見るとき、一点をグッと見つめるよりも、なんとなくボーっと見るようにします。

そうすると筋肉もリラックスでき、筋肉の力みによって始動が遅れることを防げ、タイミングをとりやすくなります。

徐々に球速を上げる

バッティングをするときに気をつけたいことは、

徐々に球速を上げ、自分のフォームが崩れない球速で打つ

ということです。

イメージ的には、

  • 90km/h → 打てたから100km/hへ
  • 100km/h → 打てたから110km/hへ
  • 110km/h → 打てたから120km/hへ…

という感じで、徐々に球速を上げて打つようにします。

そうすると、それぞれの球速でのタイミングもとりやすくなるでしょうし、フォームも崩れないためバッティングも向上していくはずです。

タイミングが合わない球速が課題になる

こうやって球速を上げていく過程で、例えば125km/hでは打てるけど、「130km/h」だとタイミングが合わず打てないとします。

この選手の場合は、130km/hが現在の課題点となるため、125~130km/h辺りの球速で日頃バッティング練習をするようにします。

そうすると、いずれか130km/hもスムーズに打てるようになります。

ただ、気をつけないといけないことは、

いきなり130km/h以上の球速で打ってしまう

ということです。基本的には、打てると思います。ただ、ステップアップしていない中で打ってしまうと、

  • 手打ちになる
  • 合わせたようなバッティングしかできない
  • タイミングが合っていない

などが起こり、誤魔化しただけのバッティングになってしまいます。

タイミングもそうですが、バッティングを向上させる上で大切ことは、

  • 適切にできた
  • 適切にできた
  • 適切にできた…

この感覚を積み重ねて、レベルアップしていくことです。こういった積み重ねができると、タイミングをとるのもうまくなりますし、バッティングも変わってくると思います。

 

バッティング時のタイミングの取り方を改善する方法③:いくつものパターンを経験する

ここからお伝えすることは、最もタイミングを合わせやすくなる方法なので、ぜひ日頃の練習に取り入れてみてください。

人間の身体は基本的に、日頃から経験していないことは咄嗟のときにもできません。

逆に言えば、

いろんなパターンのタイミングの取り方を経験しておくと、タイミングの取り方がうまくなる

ということが言えます。ですので、いろんなパターンのタイミングの取り方を経験すれば、今よりもタイミングを合わせられるようになるはずです。

いくつかパターンの作り方についてもご紹介します。

※あくまでも“タイミングの取り方の例”として撮影しているので、スイング等が微妙になっていますが、ご了承いただければと思います…。

1→スイング

1→2→スイング

1→2→3→スイング

1→グー→スイング

このようなイメージでタイミングの取り方を工夫し、いろいろなパターンでスイングを繰り返します。そうすると、タイミングの合わせ方が上手くなってきます。

動画でも詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

 

バッティング時のタイミングの取り方を改善する方法④:投手でバッティングをする

4つ目の方法は、マシンでバッティングをするとどうしてもタイミングが合わない方は、投手に投げてもらってバッティングをすることをおすすめします。

チーム練習としては致し方ない部分もありますが、マシンでタイミングが合わない選手は、それを続けていてもフォームを崩すだけです。

どうしてもタイミングが合わせられない選手もいるので、そういう場合は人に投げてもらって練習するのが解決策です。

こういったパターンも存在するので、ぜひ覚えておいてくださいね。

 

まとめ

今回は、バッティング時にタイミングが合わない原因と4つの改善方法を解説しました。

今回の記事のまとめ

  • タイミングが合わない原因は、一生懸命ボールを見すぎ
  • その他には、足元の環境が悪い、タイミングの取り方の練習をしていないなどがある
  • タイミングをうまくとるためには、まず足元の環境を整えること
  • さらに、球速を徐々に上げてバッティングを行う
  • さまざまなパターンのタイミングの取り方を経験すること
  • マシンが苦手な選手は、投手に投げてもらってバッティングを行う

こういった内容をお伝えしました。

今回の内容が少しでも野球選手の参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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